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-あとがき集-
(随時更新中)





【メタルマシーン】(短編)(2008.5)

 2006〜2007は長編を続けたが、2008年になってから、短編をつくりたいと思うようになった。このお話もその一環。
「ロボット女子高生」というありがちなネタを短編に使ってみたかったので、そのためにつくったようなお話。友人から聞いたロックフェスの話も取り入れ、筋がまとまった。オーソドックスな話である。
 後で調べてみたら、チルボドのギタリストの愛用ギターはフライングVではないことが判明。恥……






【飛べない創造物】(短編)(2008.5)

 油断していると、こういう真性鬱展開話を排出する。こういう鬱展開は自動筆記的に書けるほどNには馴染みが深いのだが、展開のエネルギーがあまりにも直線的で強く、その力に翻弄されてしまい、面白味を出すことが難しい。
 真性鬱展開の話は、現在のNの中では、お話としてレベルが低いものだという評価になっている。鬱展開は、Nの書き手としての本性に抵抗する流れだからだ。少なくとも現在は。
 それでも載せるあたりは、Nの底意地の悪さを示していると言っていい。






【衛星幽霊】(中編)(2009.5)

 友人にシナリオを書き下ろし、(なぜか)自分で文章をつけた作品。
 舞台は「- かみまち -」と共通だが、お話として内向的すぎるので、「- かみまち -」シリーズには入っていない。

 主人公の性格を見ると分かるが、お話自体が内向き。綺麗に内向き。佐藤翼は、ほぼ自己完結している人間で、お話のキャラとして面白くはなかった。翼自身、「何一つ変わったわけじゃないし、努力したわけでもなかった」と言っている。自己完結しちゃっている人間が、自分を見直して「成長する」のは難しい。完結しているんだから、成長しなくてもいい。
 でも、本当にそれでいいの? という(ある意味ウザイ)問いが起きることはあるようだ。
 
 変態キャラ・堀畑晴樹は、可もなく不可もない感じ。
 ゴーストは一応評価している。硬い方向に行きがちなお話を揉みほぐそうとしてくれた。名前が無いのは可哀想。 

 シナリオとしては失敗しましたね。と、シナリオを書いてから分かるのが駄目ですね。
 お話の導入部に、もっと盛り上がる構成が欲しかった。
 
 今後、翼とゴーストが組み、困っている人をヒーロー気取りで救うという少年誌的展開になりそうである。むしろそっちを本編にして、語り要素の多いこっちを番外編的扱いにするのが、ライトノベルとしては正しい態度じゃないだろうか。
 というわけで、この作品は、本編より先に番外編ができた例です。そうします。

 






【TBA】(短編?)(2009.12-)

 2009年の暮れごろに書いていた物語。久し振りにPCで書いてみたが、PCは冗長になってしまう。紙に書く方がNには合っていると再確認した。せめて冗長さを楽しんでもらえればと願わずにはいられない。
 物語はまだ終わっていない。終わったらここの文も変わります。未定のタイトルも同様です。(完成まで公開停止中)

 






【暮色なつやすみ】(長編)(2006)(未完)

 正直、面白くない作品だと思う。コレクターズアイテム的な鑑賞法をするしかないだろう。
 なにか怪しげなファンタジー長編を、と思って書き始めた話である。
 Nの中の色々なものを詰め込もうと考え、とにかく自由に書き進めてみるが、あまりの自由さに書き手がどう動けばいいか分からなくなるという閉塞状況に追い込まれた。
 考えられないぐらいの大規模客船や、高尾ルヰナの閉じ込められている植物園や、湧き水や伏流水が豊富な町という世界観など、気に入っているパーツは結構ある。どちらかというと人間より風景の描写に力が入った。
 以降の作品で本作の消化不良部分を消化した・しつつあるという流れがあるため、未完のまま再開の目途は立たず。
 







【レアルシォニック -現実少年/幻想少女-】(長編)(2007)

 一年程度の公開期間を経て、現在は公開を中止した作品。理由は作品の未熟さによる。公開j時のあとがきについては以下。

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 この作品でやりたいと思っていた主要課題が二つある。
 一つは「苦手なノリやキャラのフォーマット(=記号)を練習してみること」である。フォーマットの練習を強く意識していたため、かなり滑稽味の感じられる作風になっている。
 もう一つの課題は、「自分と他人の境界ってどこよ?」というのを考えてみることである。考えたはずだが現在は何も覚えてない。本編から少しは滲み出ているのかも。
 二つの課題とも一応こなしたつもりで、書き手にとっては今後への収穫があった。「苦手なことをやってもうまくいかないものだなあ」とか。(笑)  これを書いてみて、現在のNの器というもんを正しく把握する切っ掛けとなったことは大きい。器の大きさや色や素材など。
 そういう意味で、Nにとっては色々と重要な作。
 作品ページの「よくある質問」にもあるように、胸を張って「私の作品です」と出せるようなモノではないのだが、恥をさらしつつ次のステップへ向かおうというわけで公開中。

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